最高のスパイダーマン映画!感想「スパイダーマン スパイダーバース」


人は誰でもヒーローになれる

「スパイダーマン スパイダーバース」はアメコミを原作としつつ、映画として大幅に設定を変更して作られた意欲的な作品です。

まず最初の感想としては大満足!!

そしてスパイダーマンのカッコ良さがギュウギュウに詰まった最高の映画です。

スパイダーバースから受ける最初のインパクトは、未だかつて無い斬新な映像体験です。まるでアメコミがそのまま映像化したような物凄い映画でした。

2Dアニメでもければ3Dアニメでもなく、映画の歴史に新しいジャンルを確立したようにすら思えるほどの強烈な映像体験が味わえます。

実写版のあらゆる制約から解き放たれた本作のスパイダーマンの戦闘シーンは、これまでのどのスパイダーマンよりもダイナミックです。

そしてポップなテイストが、スパイダーマンの作風にマッチしていて、これがもうめちゃくちゃカッコいいのです!

今作の主人公はベースとなる時空にて、放射性の蜘蛛に噛まれたことで「大いなる力」を得た中学生マイルス・モラレス君です。彼が苦難を乗り換えながらヒーローとして成長していく過程が、本作のメインストーリーです。

マイルスの趣味はグラフィック・アートで、これはこの作品全体のビジュアルにも反映されています。

マイルスは、家庭の人間関係に悩み、学校でも周囲となじめない、現代社会のどこにでもいる中学生です。蜘蛛に噛まれてスーパーパワーを得てからも力を思うように使いこなせず「スパイダーマンの遺志」を継ぐこともできない。

「こう在りたい」と内心で求める願望と、思うようにいかない現実のギャップに、マイルスは苦悩します。

そんなマイルスが、自信を失い、悩みながらも進み続けられたのは、同じ苦悩を乗り越えてきた別時空の仲間たちの支えがあったからでした。

同級生のグウェン・ステイシーが実は別次元からきた女の事だったという驚き設定のスパイダー・グウェン。このキャラのスーツデザインはとても洗練されていて、バレエをモチーフにしているかのような美しいアクションやポージングも相まって非常に人気です。

グウェンといえば、私は映画版「アメイジング・スパイダーマン」でエマ・ストーン演じるグウェンの大ファンでして、「アメイジング2」のラストを見てからず~っとモヤモヤが残っていたので、今回最後まで大活躍してくれたグウェンの姿は非常に痛快でした!

モノクロの世界から来たハードボイルド探偵ヒーロー、スパイダーマン・ノワール。吹替版CV大塚明夫!吹替版CV大塚明夫!!

父が開発した高性能パワードスーツ「SP//dr」を操る明るい女子中学生、ペニー・パーカー。日本人向けにデザインし直されたキャラは日本でも大人気ですね!ジト目が超可愛いのです。

本作のマスコット的存在である豚の力を得た蜘蛛こと、スパイダー・ハム。

そして、中でもキーパーソンなのが、別の時空から来たもう一人のスパイダーマンであるピーター・B・パーカーです。今回はマイルスの良き(?)師匠として、彼を支え導きます。本作のもう1人の主人公です。

Bパーカーはヒーローとしての活動に身を入れすぎため、家庭生活がうまくいかず、結婚したMJとも離婚してしまいました。復縁したいと思っているものの一歩が踏み出せず、自堕落な生活を送る、おなかの突き出た40代のオッサンです。

ちなみにBパーカーがハンバーガーを食べるシーンがめちゃくそ美味そうで、この映画を見た後は無性にファストフードが食べたくなります。

彼もまた、「仕事」と「家庭」の関係性に悩む現代社会に生きる「大人」を体現しており、理想と現実のギャップに苦悩する一人の大人でした。

しかしながらスパイダーマンとしてのキャリアは豊富で、スパイダーウェブを使ったスウィングの方法や、スパイダーセンスの使い方をレクチャーしていきます。

天才的な頭脳や戦闘中の軽口も健在です。下半身スウェット、靴は左右バラバラというさえない格好ながらも、長いパスワードを瞬時に記憶したり、ドックオクと互角に渡り合うなど、別時空スパイダーマン達のリーダー格として活躍します。

彼もまたマイルスとの出会いよってヒーローへと成長していきます。最終的には、自分を犠牲にしてでも別時空の仲間たちをもとの世界に返す決意をかためるほどに成長します。

最後のスタン・リーの言葉を胸に、僕自身も歩き続けていきたい。
そう思える映画でした。

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