前回は「承認」の大切さについて書きました。
ただ「よし!さっそく相手を承認しよう!」と思っても「…具体的に、何すりゃいいの?」となるのではないでしょうか。今回は「承認の技術」についてもう少し詳しく学んでみたいと思います。
私は、他者を承認する際に、この3つのポイントを意識しています。
【結果】の承認
【過程】の承認
【存在】の承認
です。今回はこの3つのポイントを学んでみます!
【結果】の承認とは?
・仕事で成果を出して業績に貢献した。
・テストで満点を取った。
・プロポーズに成功した。
というような、相手が行動を起こしたことで実現させた「結果」を承認します。
【過程】の承認とは?
・仕事で成果を出すために、地道に技術を磨いた。
・テストで満点をとるために、たくさん勉強した。
・プロポーズを成功させるために、良いレストランを探した。
というような、結果を出すに至った【過程】を承認します。例え「結果」が思わしいものでなかったとしても、「過程」を認めてあげることは出来ます。
【存在】の承認とは?
これが最も深い承認です。
「結果が出せなければ、自分には価値が無いのか?」「結果のための努力をしなければ、人に認めてもらえないのか?」そんなことは決してありません。
・チームの為に頑張ってくれる、あなたそのものが素晴らしい。
・目標達成のために努力できる、あなたそのものが素晴らしい。
・人の為に努力ができる、あなたそのものが素晴らしい。
というような、相手の「存在自体」を承認するのが【存在】の承認です。
・生きててくれてありがとう。
・産まれてきてくれてありがとう。
・共に働いてくれてありがとう。
・共に飛んでくれてありがとう。
相手の存在そのものを愛し、受容し、承認してあげることが究極の承認ではないかと私は思います。
まとめ
このように様々な「承認の技術」があります。状況に応じて、様々な「承認」にチャレンジしてみましょう!
忘れてはいけないのは「何の為に承認するのか?」承認の目的です。
人には生まれつき「承認の欲求」が備わっています。欲求には強弱のバランスがあり、欲求が高い人ほど承認を強く求めています。「他者の承認」を効果的に行える技術を身につける事で、他者とより良い関係を築くことができます。それは他者の幸せだけでなく、あなた自身の幸せにも繋がっているはずです。
「承認」とは相手と他者、双方が幸せになるためのコミュニケーションの手段なのです。
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