時間内に快適性と安全性を両立するには?


昨日は地方空港へのフライトでした。

地方空港の特徴は「スポットから滑走路までの距離が短いこと」です。羽田や成田のような複数の旅客ターミナルや滑走路を保有する大空港は、スポットを出発してから滑走路に到着するまでに長くて20分以上かかることもありますが、小さい空港ではスポットから出発して数分で滑走路に到着します。この数分の中で、出発前に定められている作業を完了しなければなりません。

時間をかければ質が高まるのは当然ですが、「限られた時間の中で求められている結果を出す」のもプロの条件です。

安全性というは客室乗務員によって揺るぎない最優先判断基準ですが、かといって飛行機乗りこんだばかりのお客様にすぐに「ベルトをして!」「荷物をしまって!」と指示をするというのは快適性の点では、あまり効果的ではないですよね。飛行機に乗り込んで旅の始まりを仲間と楽しんでいる方もいれば、飛行機に乗り慣れない方もいる中で、相手のことを配慮せずにただ一方的にこちらのルールを押し付けてしまうのは快適とはいえません。

一方で、快適性を重視するあまり、飛行機が滑走路に到着しているのに機内の準備が終わっていないというのも問題です。飛行機の運航では定時制も大事ですし、「飛行機を待たせている」という事に焦るあまり仕事が雑になり安全性を損なってしまっては、保安要員として本末転倒です。

相手の快適性を損なわないようにしつつ、しっかり時間内に安全性を維持して仕事を終えるにはどうすれば良いか?

私が普段意識しているのはシンプルで「お客様を良く観察すること」です。
元CAさんが書かれた本にも良く出てくるワードですね!私も日々の運航でチャレンジしています。

まだ席について間もなくまだ荷物を整理している方にはお声がけせず、もうベルトをしてリラックスしているお客様がいれば、手荷物の収納をお願いすることもあります。家族連れで、お子様が元気にはしゃいでいる時はベルトをするにも時間がかかる場合があるので絵本をお渡しするなどして落ち着いてもらえるよう配慮したりします。

お客様を観察し、タイミングを察しながら、快適性を損なわないよう声をかけ、快適性を損なわないようにしつつ安全性を維持する。

難しいことですが、これをこなしてこそ私が目指すプロかと思います。
今後も引き続きチャレンジしていきます!

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