飛行機の「安全のしおり」って本当に大事なの?


飛行機の座席ポケットに必ず入っている「安全のしおり」。
皆様は読まれていますか?

「安全のしおり」は機種ごとに内容が異なり、今乗っている機種の安全設備や脱出方法などが載っています。エアラインごとにデザインのタッチが異なるので、見比べるのも楽しいですよ!そんな「安全のしおり」ですが、元ANA機長さんのエッセイによると「安全のしおり」を読んでいる人は統計上では全体の5%に満たないそうです。そして万が一、飛行中に深刻な事故が発生した時、この「安全のしおり」や出発時に流れる機内安全ビデオをしっかり見た人と見ていない人とでは、負傷率が大きく異なるそうです。

見てない人 …55%
見てる人  …16%

例えば「安全のしおり」には「シートベルトの装着・脱着の方法」が載っています。「こんな簡単なことまで載せる必要があるの?」と思う方もいるかもしれません。ですがこれにきちんと理由があります。なぜなら、大きな事故等が発生してパニックに陥った乗客は、あの独特な形状のシートベルトの外し方を忘れてしまうことがあるのです。緊急脱出時にそうなってしまうと、脱出が大きく遅れてしまいます。

また、機内安全ビデオで「前後の非常ドアの位置をご確認ください」という案内がありますが、これにも興味深い理由があります。パニックに陥った乗客は、本能的に自分が入ってきたドアから逃げようとします。火災や着水などで緊急脱出をする時、最寄りのドアの位置を知っていればあせらず落ち着いて脱出ができると思います。

旅客機は片方のドアだけを使って全搭乗者が90秒以内に脱出ができるよう設計されており、どんな大型機であっても必ず座席の近くに非常ドアがあります。ドアは左右に備えてありますので、自身の前後のドアの位置を知っておくだけで4パターンの脱出経路が把握できることになります。これだけでも、いざという時に精神的に余裕が持てるのではないでしょうか。

他にも、

・なぜシートベルトは”腰の位置でしっかり”締める必要があるのか?
・なぜ開放厳禁なハズのドアの開け方が載っているのか?
・なぜ衝撃防止姿勢では頭を下げるのか?

などなど「安全のしおり」や機内安全ビデオの内容には全て理由があり、それらはみな乗客の安全に直結する大事なものなのです。これに目を通しておくことは、自分はもちろん一緒に乗っている家族や友人などの大切な人を守ることにもつながります。

フライトを安心して楽しむためにも、飛行機に乗った時には「安全のしおり」に少しだけでも目を通しておくことをオススメします!

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