今日のフライトの目標はこれでした。

人間関係を破壊する決定的な要因の1つは、
自分と他者との「違い」を「間違い」だと捉えること
です。
飛行機の中に4人のクルーがいれば4通りの価値観があります。
・常に誰かと一緒にいたい人
・負けず嫌いな人
・マイペースな人
・真面目な人、緩やかな人
・大雑把な人、神経質な人
・せっかちな人、のんびりな人
・人見知りな人、フレンドリーな人
様々な個性のクルーがいます。
「人はみんな違う」これは多くの方が共感できる事と思います。
ところが、自分とは違う考え方・価値観・行動などを見たとき、
「相手は間違ってる」
と捉える方がいます。これが人間関係悪化の致命的な要因です!
自分が正しいと思う行動とは異なる行動をする相手の事を不快に感じ、「間違っている」と捉え、いつしか「嫌い」だと捉えるようになります。他者との違いを受け入れられず、自分の主観だけを正しいものと絶対視しているとこの状況に陥りがちです。その方は常にストレスを感じて生きているいるように思います。自分の中にある「こうであるべき」「こうでなけばならない」という正しさと違う人に対して、常に苛立ちを感じてしまうワケですものね。
「私は正しい。相手は間違っている」
こう考え、相手に自分の正しさを強制していくところから人間関係の破壊は始まります。
考え方自体に正しい・間違っているはありません。
物事をどのように捉えるのも本人の自由です。
考えるべきは、自分が周囲と良い人間関係を育むうえで、その考え方が効果的かどうかです。人間関係で常にストレスや苛立ちを感じていることは、本当に「当然」「当たり前」なのでしょうか?もっと気分良く相手と関われる方法はないものでしょうか?
様々な人達がいる客室乗務員の世界。初めましての方と、数日間同じ航空機に閉じこもってお仕事をします。日々、人間関係にイライラしていたら体も心も疲れてしまいますね。実際に人間関係の不和による退職は後を絶ちません。様々な年代の方がいるフルサービス・キャリアで多いように感じます。
私がこの大好きな空の世界で常に気分良く飛び続けるために、実践していることはシンプルです。この言葉をとにかく肝に銘じ続けることです。
違いは「違い」であって、「間違い」ではない。
相手と自分は違う!
違って当然!
違って良い!
たとえ相手が、自分が理解できないような価値観だったとしても、それは単に自分と「違うだけ」!相手と自分の違いを受け入れてから、改めてどのように関わるのが効果的なのかを1から考える!
これが良い人間関係を育む第一歩だと思います!
<今日のベイビー・ステップ>
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